あげたいモノが見つかる『ぎふとん』

「ちょっとだけいいものをあげたい」をコンセプトに、おすすめのギフトを紹介していくブログです。管理人のどうでもいい記事も書きます。

一つのグラスに描く花鳥風月。クラフテリア 吉村さんに作品へのこだわりを聞きました。

今回紹介するのは”Crafterior”(クラフテリア)さんです。

サンドブラストという手法で自然や動物などの模様がデザインされたグラスを中心に制作・販売されています。

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大輪華【縹群青】

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梅と鶯の春恋グラス

 

サンドブラストとはその名の通り、砂を吹き付けてガラスや金属を研磨して加工する方法です。吹き付ける砂の大小や強弱によって、微妙な変化をつけることができるのだそう。 

 

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”Crafterior”さんのHP 

どれも細やかなデザインが施されいて、見ているだけでうっとりしてしまいます。

お酒とセットで「今夜はこれで晩酌しようよ」ってプレゼントしたら、お父さん絶対泣きますよ。
子供いないけど、30年後を想像して今ちょっと泣きそうですもん。

 

ぼくが涙ぐむくらい綺麗なグラスを作っているのはどんな方なんだろう?と気になりまして、こちらのグラスを制作されている吉村さんにインタビューをさせていただきました!

minne.com

 

ーそれではまずサンドブラストでの制作を始めた経緯をお伺いできますか?

吉村さん:もともとは鉄・ステンレス・アルミ等の金属加工を行っていました。しかし、近年の業界の不況や不運(熊本地震や台風など)が原因で売上が落ち込んできておりました。

そこで、会社の余力があるうちに何か新しいことを始めなければと思い、考えた先がサンドブラストでした。

多くの選択肢の中からサンドブラストを選択した理由は、私の友人にサンドブラストでガラス作品を制作している人が居たこと。私自身が大学でデザインを先行していたこと。

そしてサンドブラストという技法がガラスだけではなく木材や石材、そして金属にも対応でき、本来の金属加工業へも応用が効くという、合理的?な判断でした。

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ー新規事業に舵を切るのはとても大変なことだったかと思います。初めは苦労も多かったのではないでしょうか?

吉村さん:サンドブラスト制作開始当初の方向性については頭を悩ませました。

今でこそ、国産の被せガラス(切子等で使用される異なる色の多層構造のガラス)を用いたオリジナルデザインのグラスを主軸に販売していますが、最初期の頃は名入れグラス・フォトフレーム・写真彫刻といったものをメインに売り出そうとしていました。

しかしこれらは、競合相手も多く似通ったデザインのものになりがちで、思うように売上は伸びませんでした。

またこれらは制作の都合上どうしてもお客様との打ち合わせの過程が挟まり取引が長期化しがちでした。もちろん、こういった制作が得意な工房様もいらっしゃることとは思いますが、私とは致命的に相性が悪いものでした。

ーそういったなかで手応えを感じ始めたのはどういったときですか?かくいうこのブログも全く方向性が定まっておりません()

吉村さん:お客様との打ち合わせが必要な制作物の販売から、自分でデザインを考え制作する形態、作品の制作においてある意味自己完結型の制作方式に切り替えたことが1番の成功だと考えています。

常に新しいデザインを考え続けなければならない恐怖感との戦いですが、自分の納得の行く作品が完成し、またそれが世間のニーズや流行と噛み合った時の『やってやった感』はなにものにも代え難いものがあります。

ーその『やってやった感』、とても羨ましいです。このブログも世間のニーズと噛み合うといいのですが。。。

吉村さん:余談ですが、ここ最近の作品で1番完成度が高いと思っているものは『竹林と蛍火のグラス』になります。 


ーHPで拝見しました。とても美しいです。グラスの色合いや底のデザインに、しばらく魅入ってしまいました。

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竹林と蛍火のグラス【紫紺山吹】

ー制作過程でこだわっているところを教えていただけますか?

吉村さん:グラス全体を通してひとつの作品として成立するような作品作りを心がけています。

さきほどの『竹林と蛍火のグラス』は、グラスの側面に竹林を配し、そして竹林の合間から満月が顔を覗かせる丸窓が垣間見える…といった作品です。

このように、側面と底面の見え方・関係性を考えながらそれ単体でひとつの世界観を構成するような作品作りを心がけています。

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ーひとつの世界観、ですか。それお聞きしてから作品をみると、より一層味わい深いものがあります。さきほどおっしゃっていた”自己完結型の制作方式”だから到達できる完成度なのかなと感じました。

吉村さん:とはいえ、まだまだそう出来ていない部分も多いです。様々な色・形状ののグラスにもしっかりと世界観を投影できるよう精進している最中です。


ー吉村さんのお話を聞いていると、自分も頑張らねば!という気持ちになります。いきなりのご連絡でしたが、とても丁寧に回答していただきありがとうございました!

 

吉村さんの作品はクラフテリアさんのHPなどで購入することができますよ!
今回紹介した以外の作品もたくさんありますので、ぜひご覧ください。

こちらの記事もおすすめです!

www.creema.jp

 

それではまた次回!